初恋ドロップ


「シンデレラ―・・・」


「王子様―・・・」



二人の唇が近づいていく



私にはシンデレラのような綺麗なドレスもガラスの靴もない



ましてや、シンデレラのような透き通った綺麗な「心」さえ持ってはいない



―あるのは
ぐちゃぐちゃに乱された
気持ちだけ・・・



こんな自分大嫌い


今までこんなふうになったことなんてなかったのに



こんなに気持ちを押さえられないことなんてなかったのに




浅野君と美紀・・・


――二人から
目が離せない・・・



二人の唇が
触れ合いそうな瞬間



「っっ!!」



気持ちが溢れだして
止まらなかった



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