初恋ドロップ
立ち入り禁止の屋上
いつからだろうね。
この場所が私と駿の秘密の場所みたいになったのは。
屋上の壁にもたれて座っている駿の足の間にスッポリ収まってる私。
駿の手は細くて長くて綺麗
でも、やっぱり大きな男の手
そんな手でギュッて
抱きしめてくれて、
時折優しく私の頭を
撫でてくれる。
私は駿と一緒にいる時だけ感じることが出来るこの安心感が大好き。
ずっと私が求めていたもの
だから、やっぱり
不安になる時もある
絶対手放したくないから。
「ずっと一緒にいてね?」
「当然」
私はこの言葉が大好き。
だって一番分かりやすくて、
一番伝わるから。
だけど、私は何度も何回も
確かめちゃうんだ。
「―ねぇ駿・・・」
「―うん?」
「いなくならないでね・・・」
「ずっといるよ・・・
約束しただろ
紗祐・・・お前こそずっと俺の傍にいろよな」
頭に置かれていた手が背中に回され抱き締められる。
いつもは怒りっぽい駿なのに私のこの「言葉」だけにはいつも真剣に答えて、
息が苦しくなるぐらい強く抱き締めてくれる。