初恋ドロップ
「・・・駿・・騙して・・ごめ」
―騙してごめん
声に出して言えたつもりだったけど
結局、途中で意識が飛んだ
―――・・・・
意識が飛んだついでに
夢を見た。
懐かしい、古い夢。
綺麗に、そして優しく
満開の笑顔で笑っている
私とお母さん
私は成長して高校生
お母さんはあの時とおんなじ姿
―紗裕迎えに来たよ
家に帰ろうね?―
そう呟くお母さん
でも、あなたが
手を差し伸べたのは違う人
手を繋いで帰っていく
私はその光景を
遠くから見てるだけ・・・
―新しい家族―
突然に先生の言葉が鮮明にフラッシュバッグされた。