初恋ドロップ
ガシャーン
段ボールの中のビーカーがいくつか割れた。
「っ・・あ~」
一瞬に何が起きたのか分からなかった。
階段から転落したはずなのにそんなに痛くない・・・
「・・・大丈夫か?」
・・・・懐かしい声
「―・・駿」
階段を踏み外した私の体の下敷きになっている駿。
「あっご・・ごめん」
駿の上から急いでのき、落としたビーカーを拾い科学室へ向かおうとした。
ガシッ
不意に捕まれた左手
「・・お前、足怪我してる」
「え?あっ」
割れたビーカーの破片で切ったんだ。
膝から血が出ていた。