初恋ドロップ



「は―――・・・」



浅野君は大きな
ため息をついた

そして、腰を下ろして
手で顔を隠しだした




「お前を信じるよ

疑ったりして悪い」


「あ―・・・///
俺なにしてんだろな
女子の下らない噂に乗せられて紗裕の居酒屋まで行って―・・・」

「本当に、ごめん」


髪の毛を掻き上げながら凄く恥ずかしそう


「あ―・・恥ずかしくて死にてぇ

穴があったら入りたい」


「浅野君、1週間もずっと私が・・・か・・・体売ったり・・してると思ってたの?」



「悪い・・・お前にそんなこと出来るはずないよな

よく考えたらすぐに
分かるはずだったのに」


浅野君いわく女子たちの

「宮藤さんって―居酒屋みたいなキャバクラで体売ってるんだよ?」



この言葉に頭がカッとなって止まらなかったらしい




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