HEAVEN~空に旅立った君~
「先生も全然変わってないね。」

「そうだね」



しばらく窓から外を眺めていた。



「そろそろ帰るか?」


隼人から切り出した。


「そうだね」



そう言って私と隼人は学校を出た。




手をつないで何もしゃべらないで病院に向かっていると気づいたら着いていた。


「ここまででいいよ!」

「えっ!?でも・・」

「大丈夫!今日は楽しかった!!久しぶりに家で休んでよ!!」

「・・ありがとう。じゃあ明日の夜・・だよね?」

「うん!楽しんでくる!!」

「わかった!じゃあお休み!!」

「おやすみ!」



私は手を振りながら帰った。


隼人の姿が見えなくなるまで。






このときまでは予想してなかった。





これが最後のデートになるなんて・・・
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