ヤンキー様と秘密の恋愛♪
「何するんですか!!」
机の上に落ちた学級名簿を坂上に投げかえす。
パシンッ
んなっ…!
「お前なんかのへなちょこな投げ方で俺様に当たると思ってんのか?」
ニンマリと笑う坂上。
「うぐぐ…!」
イライラするっ!!
「返してくれてありがとな?」
そう言って、坂上は笑った。
皐月よりもヒドい、意地悪すぎる笑み。
「ふんっだ!」
ガタンッと音を立てて椅子に座る。
「藤堂」
坂上に名前を呼ばれた。
「何か!?」
私は坂上を睨んだ。