ペンギンと黒猫
俺はウッスラと目を開けて、音のする方を見てみた。


キーィ キ? キキー♪ モグモグモグ キーィ?キキー♪ ハムハムハム…


そこには、俺の荷物を漁る太短いシルエットが…

しかも、俺がお昼に残したおにぎりを食べてる…

多分、間違いない。コイツが従兄弟の言ってた泥棒だ!!

そいつは おにぎりを食べ終わった後、まだ食べ足りないのだろう。

再び俺の荷物を漁りはじめ、母猫から預かってきた、お祝いのお赤飯にまで手をつけようとしたのだ!!

『それに手をつけるな!!この泥棒!!』
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