ペンギンと黒猫
『キキィー!!キィ!キィ!キィ!キィ!キキィーー!!!』

と、泥棒は大きな声で鳴き始めたではないか!!

叔父さんの家から離れてるとはいえ、あまり大きな声で騒がれたら、誰に聞かれるか分からない。

どうしたものか考え、俺は咄嗟に、お隣さんが食べてるご飯を掴み、泥棒の口に押し込んだ。

(ムグッ)

『キッ…ムグッ…キッキッ… ムグッ…ゴクンッ…ケプッ……』






『キッ♪キキッ♪キキッ♪もちょっとちょうだい♪キッ♪キキッ♪キキッ♪お腹が減った♪』

と、泥棒が初めて、俺に分かる言葉を発し始めたのだ。
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