甘い蜜
「いい・・・の?」
「葛城から許可もらってるから大丈夫だ。」
大丈夫と安心させるように笑みを向けると、そっか・・・と息を吐く。
水の入ったコップを渡し、俺は土鍋を開いて小皿にお粥をよそおった。
「それ……」
「胃に優しいからな」
レンゲを麻理亜に渡そうとして、はたとあることを思い付いた。
俺は、レンゲでお粥を掬うと、人肌程度に冷まして麻理亜の口元に運んだ。
「ほら」
「え……」
「口開けろ」
ほら、と促すと麻理亜は、オロオロし出す。いい、自分で食べると言うが、俺は認めない。
「開けなきゃ口移しで食べさせる」
それとも口移しがいいか?と半場脅し混じりに言うと、麻理亜は諦めたようにソロソロと口を開けた。
「いい子」
笑みを浮かべてお粥を麻理亜の口の中に運んでやる。