甘い蜜
「大丈夫。俺が連れてくから」
「逆に危ないと思う」
「なんで」
「だって……先生、」
「あぁ……」
そうか、教師と生徒が一緒に登校、なんておかしいな。バレたら俺も麻理亜もヤバいか。
「……明日はちゃんと行く」
先生に迷惑かけたくないから。
「………そうか」
渋々了承した麻理亜に、俺はホッとした。
それから残りを食べて麻理亜は片付け、俺は風呂に入る。後片付けぐらいすると言ったが、世話になるから家事は全部すると言って拒否された。