甘い蜜
そちらを向くと、手を挙げ近付いてくる学と龍がいた。
「学、龍」
「よぉ」
「久しぶりだな」
「あぁ」
二人とも正装をしている。
元が良いせいか、二人とも際立っている。
龍の方は明らかにあちらの人間だとバレバレだが。
「麻理亜ちゃんも久しぶり」
「お久しぶりです」
ペコリと麻理亜は頭を下げる。
「元気そうで良かった」
龍が滅多に見せない笑みを浮かべる。最近龍の表情が柔らかくなったような気がする。
「龍、お前の後ろにいるのは?」
さっきから気になっていた。
龍にベッタリくっついている少女。