甘い蜜



制服は透け、下着が丸見えだ。よく見たら体は寒さで震えていた。


無理ないな……このままじゃ本当に風邪を引く。


「山内」

「何?」

「このままじゃ冷えて風邪引く。行くぞ」

「行く?どこに」

「俺の家。この近くだから」



そう言って山内の背中に手を添える。歩くように促すと山内はゆっくり歩き出した。


拒否することだって出来たはずだったのに、それとも担任だから安心なのか、山内は抵抗しなかった。




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