甘い蜜



「隣を歩いてもおかしくないような………」


それは本当に小さな声で。


「っ」

「うわっ愛されてるねー」

「!?ちっちがっ」


どうやら無意識だったようで、麻理亜は口を抑えて顔を真っ赤にする。
俺も顔が熱い。


秀司は、俺達を交互に見て嬉しそうに顔を綻ばせる。


「了解。じゃあ麻理亜ちゃん。こっち来てもらっていい?」

「あ、はい」

「敬夜は待っとけよ」

「あぁ」


俺は頷くと近くの壁に寄りかかった。麻理亜は秀司に連れられて服を見に行く。


< 54 / 458 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop