甘い蜜
秀司は背の低い麻理亜に軽くひざを曲げて優しく話し掛ける。
「麻理亜ちゃんはどんなのが好き?」
「……なんでも…」
「なんでも?じゃあビラビラのスカートとか似合いそうだねぇ」
「いや!それはちょっと」
微かだけど頬をひきつらせる麻理亜。
「麻理亜。ちゃんと言わないと秀司の好みになるぞ」
秀司の好み。
人形に着せるみたいなビラビラドレスやら、まぁとにかく派手な格好をさせたがる。
見た目と違って悪趣味な奴だ。こういう職業だから許されるが、じゃなかったら、危ない。
「………普通の服にしてください」
「うん?」
麻理亜は、チラッと俺を見た。