甘い蜜
「麻理亜は」
「まず第一段!」
シャアーと秀司の背後に閉めてあるカーテンが開かれる。
そこにいたのは、もうすぐ冬だからかそれを意識した服。派手すぎないトップスに白いジャケット。膝上の短いスカートは黒で茶色いブーツ。
モノトーンで統一している。
「どうよ?」
「…………」
「声が出ないくらい可愛いか?」
元々年の割に大人っぽい麻理亜にモノトーンカラーはよく似合っていた。
麻理亜の私服姿は初めてだから凄く新鮮に感じる。
「……敬夜さん……?」
恐る恐るといった体で俺の名前を呼ぶ。