Could you love me? ~ツンデレ王子に恋をして~
もう…、歩いて行ってたから気付いてくれないと思った――
矢沢涼の焦茶をした瞳…
澄んだ色をしていた。
まるで、生まれたばかりの赤ちゃんの様に…
…って、そんな事考えてる場合じゃないっ!!
肝心なこと忘れてる!
ここ何処なの…?!
ついてきただけだったから、自分が何処に居るのかが分からなかった。
「はぁ…」
暗い路地を壁につたいながら歩き大通りに出ることができた。