【完】私の旦那様はエリート社長?!
「…………」


「私も、どうしたらいいか分からなくて……なにも言ってあげられなかった」


私は奏多の肩に顔を埋めた。




「梢……もう言わなくていいから」


奏多は抱き締める力をちょっとだけ強めた。




「奏多……私、悔しいよ」


「…………」


「なにもしてあげられない自分が……悔しい」
< 455 / 567 >

この作品をシェア

pagetop