年下ダーリン
別にこれといって欲しいものがあるわけじゃないから、あてもなくてきとうに見て回っては、依子が見せに来るものにダメ出しする繰り返し。






ん~……、なんか買わなくちゃいけないものとかあったかな……。……あ、そういやマフラー、この前ほつれたんだった。一回ほつれたら、穴空いちゃうもんな~。








新しいの買うか、と衣類コーナーのほうに足を向けた。








さすがは真冬。マフラーの数と種類はハンパなかった。派手な色や、淡い色、ガラもの……、たくさんあったが、私は絶対派手な色にするつもりだった。目の前にあったショッキングピンクのマフラーを手にとる。







たまには気分を変えて、ピンク系もいっかな……。……よし。










私は決めるのが早い。だって、これがいいッ、て思ったら、それ買えばいいじゃん。始めに目にとまったものなら、間違いはないでしょ??今回もそうで、手にとったピンクのマフラーを持って、キョロキョロとレジを探した。













レジ、レジ………。どこー……、あ。






キョロキョロしてると、とても鮮やかな青のマフラーが目に入った。両端には白いボンボンンがついていて、とっても可愛い。青の中には黄色の星がところどころ輝いていた。でも、私の趣味ではない。こういうのは似合わないし、好きじゃないし……。






なんで私の目にとまったか。








青に黄色。








蒼眼に、金髪。









なんとなく、翔を思い出したからだった。
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