年下ダーリン
「りん、遅いよッ!!」
翔は軽く頬を膨らませて私を見た。
「…別に待っててなんて言ってないでしょ」
何よ…その可愛い顔……
不覚にもキュンッとしてしまった自分に呆れた。
翔は一見クールそうな金髪蒼眼の小学生。
目鼻立ちもハーフなだけあって、しっかりしている。
キリッとしたついドキッとさせられるような表情をするかとおもったら、さっきのように可愛い表情まで見せる。
……翔はズルイんだ
私をドキドキさせてばっかりで……
「……翔のバカ」
心でつぶやいていたことが、うっかり声に出して翔の耳に届いていた。
「えーッ、何が?」
「教えない」
「気になるよッ!!ね?なに?」
バカみたいに無邪気に私の袖を軽くひっぱる翔の頬をつまんで、横にギュッとひっぱってやる。
「おこちゃまには、ヒ・ミ・ツ」
私がベッと舌を出すと、翔は顔を少し赤らめて小さな声で、おこちゃまじゃねぇよ、とつぶやいた。
翔は軽く頬を膨らませて私を見た。
「…別に待っててなんて言ってないでしょ」
何よ…その可愛い顔……
不覚にもキュンッとしてしまった自分に呆れた。
翔は一見クールそうな金髪蒼眼の小学生。
目鼻立ちもハーフなだけあって、しっかりしている。
キリッとしたついドキッとさせられるような表情をするかとおもったら、さっきのように可愛い表情まで見せる。
……翔はズルイんだ
私をドキドキさせてばっかりで……
「……翔のバカ」
心でつぶやいていたことが、うっかり声に出して翔の耳に届いていた。
「えーッ、何が?」
「教えない」
「気になるよッ!!ね?なに?」
バカみたいに無邪気に私の袖を軽くひっぱる翔の頬をつまんで、横にギュッとひっぱってやる。
「おこちゃまには、ヒ・ミ・ツ」
私がベッと舌を出すと、翔は顔を少し赤らめて小さな声で、おこちゃまじゃねぇよ、とつぶやいた。