年下ダーリン
「明日……ヒマッ!!??」



い、言った……



めちゃくちゃ大きな声だったし、口調強いし、なにがなんだか分からなくて、翔のほうを見れずに下を向いた。

しかし、翔はすぐに返事をしようとせず、私は変な汗がでてきた。




…え?なんで?なんで返事しないの?
用事あるとか?
……あッ!!もしかして、早口だったし何言ってるのか聞こえなかったとか…



いろんな思いが頭をめぐった。変な汗は止まらず、地面に向かって見開いた目は、すでに乾き始めていて、私にまばたきを求めていた。







そのとき、翔のフッという笑い声が聞こえた。
私は顔を勢いよく上げて翔を見ると、翔は口元に手を添えて、フフッと笑いをこらえているようだった。
カーッと一気に赤くなった私は、翔にむかってどなった。



「なッ、なにがおかしいのよッ!!!」



「だ、だって……」



翔はまだ笑っている。
私は耐えきれなくなって、プイッとむこうを向こうとしたとき、翔の手が私の腕を掴んだ。




「ゴメン、ゴメン」



「知らないッ!!一生懸命聞いてるのに笑うなんてッ!!!」




「だって…」



「なによ」



「りんが可愛いんだもん」



「かッ、かわッ……!!!」




私はさっきよりも何倍も顔を赤らめて、翔の手を振り払ってむこうを向いた。
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