年下ダーリン
――――

『アメリカに…行くんだ』





『ア、アメリカ…?』





翔は優しく頷いた。




『向こうに、いいお医者さんいて…その人、今まで俺みたいな患者の手術もしたことあってさ…』



『絶対…絶対その人じゃないとダメなの…?日本じゃできないの……?』


翔の少し冷たくなった手が、頬に触れた。







『ごめんね…りん』
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