年下ダーリン
私は言い終わると力なく席に着いた。
実際、翔だって恥ずかしいだろう。こんな店にこんな子を連れてきて…。さっきのウエイトレスは奥に戻って、同僚になんて言うのだろうか。そう思うだけで胸が痛かった。
そのとき、翔が私の前に小指を差し出してきた。驚いた私は翔を見る。翔は優しく小首を傾げて微笑んだ。
「じゃあ、今度はちゃんと言う。だから、今度オシャレして来ようよ。」
今度……。
不覚にもドキッとしてしまう自分…。翔と出会って数え切れないほど、ドキドキさせられた。そのドキドキは、息苦しくなるけど、…心地よくなってくるんだ……。
私は差し出された小指に、自分の小指を絡め、翔を見ないまま、そんなコトを考えていた。
実際、翔だって恥ずかしいだろう。こんな店にこんな子を連れてきて…。さっきのウエイトレスは奥に戻って、同僚になんて言うのだろうか。そう思うだけで胸が痛かった。
そのとき、翔が私の前に小指を差し出してきた。驚いた私は翔を見る。翔は優しく小首を傾げて微笑んだ。
「じゃあ、今度はちゃんと言う。だから、今度オシャレして来ようよ。」
今度……。
不覚にもドキッとしてしまう自分…。翔と出会って数え切れないほど、ドキドキさせられた。そのドキドキは、息苦しくなるけど、…心地よくなってくるんだ……。
私は差し出された小指に、自分の小指を絡め、翔を見ないまま、そんなコトを考えていた。