年下ダーリン
「てかさ、こういうトコ行くなら言ってよ〜…」








「え??やっぱサプライズのほうが驚くかな、て」











「で、でも私っ…、こんな格好だしっ……」











私は俯いて、テーブルからのぞくジーパンを見て、どうしようもなく悲しい気持ちになった。どうしてよりによって、朝時間がなかったからってこんな格好できたのか。恥ずかしくて、翔を見る勇気がなかった。










「なんで??いいよ、その格好」








「よくないっ!!」








急に立ち上がった私を、翔は少しビックリした顔で見上げた。









「来るなら…、もう少しオシャレして来たかったし……」








こんな場所にこんな格好の自分…。多分、こういうところが男ッポイんだな、て自覚して、それがなんだか惨めで嫌だった。
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