ももか
イギリス
交換留学でロンドンにいるとき、魔法使いのお店を見つけた。

ももかは内緒でそのお店のお手伝いをしていたの。

色んなお花のエキスが瓶につまって並んでたり、

お花の香りがするキャンドル、石鹸まであった。

可愛い雑貨もあって、それらに囲まれた生活はももかを幸せな気持ちにしてくれた。
(手伝いと言っても掃除や雑用で、難しい作業はなかった。)

お店ではお客さんの症状(肩凝りやイライラなど)によって何種類かの花のエキスをブレンドして販売する。

お店には主に女性客が多いけど、新しい常連客は男性だった。

ヨシカズ、
彼はそう言った。
日本人だった。

185センチはあるヨシガズは細身で金髪のロングだった。目は一重だけど以外と大きくて鼻も大きかった。
ももかはヨシガズの胸までしか背がなかった。。


「気持ちが明るくなるエキスある?」
ヨシガズはいつも同じのを頼んだ。
ひまわりのエキス。

「モモカちゃん、またね」
そう言って3秒ほどももかを見つめて帰っていった。

しばらくしてホームステイ先にももか宛の手紙が届いた。
ひまわりのエキスが強く香った…。





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