first love【完結】
ようやく笑いがおさまったのか、


「俺の部屋行くか?」


目で合図を送るとイケメンはあたしの手を引き階段へ向かった。


「……え?うん。あっ!お邪魔します……」


あたしはクルッと振り返りお母さんにペコっと頭を下げると、イケメンについて行った。


「は~い!ごゆっくり~」


何故か嬉しそうなイケメンのお母さん。


なんかイケメンとは違って優しいお母さんだな。


顔はどこかイケメンに似ている気がする。



……こいつ、性格が良ければ、パーフェクトなのにな。


「……惜しかったね」



あたしはイケメンに聞こえないように、クスッと笑った。

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