【完結】先生との恋





「ね、コレどう?」


「あー……あたし黒が欲しいんだよね。一着も持ってなくて」




あさみは黒物を探しに店内を移動する。



人もどんどん多くなって来ている気がするし……。




こういう場所は平日とかそういうのは関係無いのかな?





「あ!あったっ!心!!」



あたし好みの服が見つかったらしく、周りの迷惑にならない程度の声で呼んでくるあさみ。




あたしも頷いて見ていた服を元に戻してあさみの所へ行こうとした――……その時。









後ろから腕を引っ張られて、



あたしはバランスを崩しながらそのまま後ろに倒れかけた。







「わっっ……っ……!」





……倒れかけたけど



倒れなかったのは腕を引っ張った人が受けとめてくれたから。



あたしは何事かと思って引っ張られた方向に振り返る。



……っ!





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