恋人は心の中に
「っていうのは嘘で劇団の連絡に来たの」

「びっくりしたな〜わざわざ会いに来たと思ったよ」

「そんなわけないじゃん私だって忙しいんだから」

「言ったな〜この〜」俺はあかねの頭を触った。
「やめてよこうちゃんセットが崩れるよ〜もう〜」

「せっかく来たんだし上がっていきなよ」

俺はあかねに言うと先に中に入った。

「コーラしかないけど飲むか?」

コーラを取ってふりかえるとそこにあかねはいなかった。

「あれ?いつ帰ったんだあかねのやつ」
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