【実話】アタシの値段~a period~


こんな言い方をすると

まるで、俺が彼女に恋でもしているように聞こえるだろうが

それは違う。



もし、そうなら
こんなに苦しまずに居られたのだろうか…



誰かをもう一度、好きになれる日なんて来るのだろうか…




もし、仮に、そんな日が来ても


ユキ…彼女のことだけは、好きにならない。


好きになるはずがない。


いや、好きになってはいけない。


傷つくのは
俺だけじゃすまないのだから。
< 42 / 480 >

この作品をシェア

pagetop