夜の女に恋をした
7時過ぎに家に戻ると電気が付いていた。

そしてソファーに座っている悠嘉の姿があった。

今日は休みらしい。


「ただいま。」


呟くが悠嘉は返事をしない。

部屋にはカレーの匂いが漂っていた。



「悠嘉、どうしたんだよ。何かあった??昨日家に帰らなかったのは悪かったよ。」


「ねぇ、昨日どこにいたの?」


あれから初めて悠嘉が喋った。

とても低く、鋭い目つきだった。


「どこって・・・友達の家。」


「女でしょ?その女とヤッてきたんでしょ??」


そう言われると朝、慎吾が言っていたヤキモチって言葉が頭に浮かんだ。


本当にヤキモチなのかもしれない。

でも何で悠嘉が?


「違うよ。男友達の家で飲んでたら寝てしまっただけ。」


もちろん女だということは言えなかった。

嫌われそうな気がして。


「嘘。絶対女だよ。もう真斗なんて知らない。」


そう言って玄関に歩いて行った。

俺は無意識に手を掴んで止めた。


「なんで怒ってんの??俺のことフッといてなんでそんなこと言うわけ??」


「グスッ・・・わたしだって・・・・グスッ・・・・真斗のこと・・好きだもん。」



知らないうちに悠嘉は泣いていたらしい。


・・・え?

俺のこと好き!?
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