夜の女に恋をした
なんなんだよ・・・意味わかんねー・・・。


「悠嘉、どうしたんだよ。」

何度かそう呼びかけるが悠嘉は返事をせず、布団に潜っていた。


「悠嘉、何かあった??」


心配で呼びかけるが悠嘉は全く返事もせず、身動きすらとらなかった。

俺は風呂に入ってなかったからシャワーを浴び、そのまま着替えて出社した。





「お前それ、ヤキモチしかないだろ。なんで気付かないかな。まじ鈍感すぎ。」


朝、慎吾にこのことを話すと言われた。

ヤキモチ??ありえねー・・・

なんで悠嘉がヤキモチやくんだよ。

俺、フラれてんのに。


「いや、それはない。ヤキモチは焼くはずがない。」

そう断言して言うが慎吾は考えを曲げなかった。


だいたい慎吾の言うことは当たるが、今回ばかりは信じられない。



営業に出てからもずっと考えていた。


ヤキモチ・・・??

ヤキモチねぇ・・・・・。
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