天使に誓うこと


気づけばもう、時計の針は2時を指していた。




『やったぁ……。書き終わったぁ…』



自分の気持ちを文にすることはすごく難しくて…。

でもあたしは、あたしなりに精一杯書いた。




そして書き間違いがないか、しっかりと読みなおした。




『明日……渡せれるかな……』




あたしはその便せんを封筒に入れて、〝涼介へ〟と書いた。




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