天使に誓うこと



自分の部屋の窓から見える外の景色は真っ暗で何も見えない。



『もう夜か…………』




そのとき、あたしは思いついた。




『そうだ……。手紙……』



手紙に書こう。

感謝の気持ちと、今までの謝罪の気持ち。

好きという気持ちと、それからブレスレットのこと。




あたしは夢中で書いた。




夢中で書いた。

恥ずかしいって思っても書いた。


涼介のことを想いながら、書いた。








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