初恋


バッ!!

あたしは勢いよいよく椅子から立ち上がった。


2人は急に立ち上がったあたしにビックリしてポカーンと口を開けていた。

そんなに注目しなくても....

注目されて顔が赤くなりながらも口を開いた。


「あ...あたし星野望っていいます!!....えと..その栗田くんには良くしてもらってて....いつも感謝してます....」

....。
なんか可笑しかったかな?


「ははは(笑)!!そーかい!!おっちゃんとも仲良くしてな!?」


「は..はい!」

良かったぁ
言えた...。

「望ウケる(笑)!!なんかプロポーズしてるみたい!!」

ははは(笑)
プロポーズって
.....?
プ..プップロポーズ?

わぁぁ////

恥ずかしいよ////

「顔赤いよ?」

「赤くないよ!!」

「赤いって!!」

「わぁ〜だってプップロポーズって千鶴ちゃんが言うからぁ!」


そこに栗田くんのお父さんも会話に入って来た。
「望ちゃんは可愛いねぇ〜♪純粋だねぇ〜♪」

可愛いって....
////

もう顔が熱くて、顔が真っ赤になっているのが鏡を見なくても想像できた!!


「あ!!おっちゃん!!栗田上にいる?」

「いるよ!!」

ぇ...?
栗田くんいるんだ...

「望行くよ!!」

どこに?
そっち出入り口じゃないけど....

「どこに行くの?」

「栗田の部屋!!」

ぇ?
今なんて言った?
栗田の部屋!!って


塚、男の人の部屋に入るってなんか緊張する...
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