きみの世界は。


「気が早いやつめ」
 

俺はそう言って、
低いところにあるまおの頭を
くしゃくしゃと掻き回した。

やりすぎると絡まるから、
少しだけ。


ふわりとまおのお気に入りの
薄桃色のストールを巻いてやった。


すぐ体調崩すからな、こいつ。



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