きみの世界は。

地面には足跡がつき、
そしてそのたび靴にもお返しです、
といった感じに泥がついていく。


「土のおもちつきだあー」
 

きゃっきゃっと
まおのテンションがあがる。

お気に入りの靴が汚れるのは、
気にならないんだろうか。


そう思いながら、
まおの嬉しそうな姿を見つめた。


汚した靴洗うの、
俺なんですけどねー…。

少し呆れつつも、
まおの笑顔に自分の頬が緩む。

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