きみの世界は。

と、不意にくるりと
まおが振り向いて目が合った。

目をぱちぱちさせる。


たまにあるんだよなー。

なんてゆうか、
以心伝心みたいな感じ。


まだ何も言ってないのに、
俺が呼び止めたみたいに
まおは振り向く。


そういうのが、実際のところ
いつも俺は嬉しかった。


なんだか、幸せ。
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