きみの世界は。


「…まお、おきろー」


「ん…んー」


「起きろってー」
 

俺はそっと、
ほっぺたに手を添えた。


「……ちゃき…?」
 

まおはゆっくりと、
目を覚ました。


涙が溢れる瞳で、
俺を弱々しく見上げる。
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