Sky Blue-同じ空の下-


「つい何年か前までは普通に恋人として碧の隣にいれたんだよね。」

「………でも…今は…」
桃華さんのことを言おうとしたけど、彼女の言葉を思い出した。


「いくら考えても分かんないだ。」

「何が、」

「なんで、あの日碧は俺をフッたのか。未練がましいって分かってる。でも………」

慧の涙に胸が押し潰されそう。


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