Sky Blue-同じ空の下-


「好きなの…今でもまだ…」

「おい、碧!!」
廉が掴んでる、腕が痛い。
廉の力、熱が全て伝わって、心の奥を刺す。
今まで見て見ぬフリをして、気付かないフリをしていた私の本当の気持ち。

固く閉ざした心の扉。

廉の言葉、目が無理矢理、扉をこじ開ける。でも、そんな弱さを出したくない。だから、今までも…今も必死に開かないように。開けられないように必死に抵抗している。


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