Sky Blue-同じ空の下-
慧が好き。
今も…昔も…これからも、きっと私は慧が好き。
忘れられない人。
初恋はやっぱり、特別だ。
「今も…」
「やめろ!!」
廉が怒鳴った。
「今も…好きだよ。」
でも、聞いてほしい。
廉には聞いてほしい。
一番近くで私を支えてくれた廉だから。
廉は私の腕にあった自分の手をそっと離し、俯いた。
「忘れれば―」
「えっ?!!なに??」
「忘れればいい、あんなヤツ。」