《短編》ヤンキーの姉
何より、こんなレイプされかねない状況になるなんて……。


「おー。なかなかキレイな胸してんじゃね?」

「ホント。マジで喰いてぇかも」


シャツを開かれ、ブラが露わになり目の前の二人の男が獣のような目であたしを見てくる。



もう、本当に泣きたい。


じわりと涙を溢れさせたとき、ようやくお待ちかねの人物が現れた。



「オラァ! エイジさまが来てやったぜ!? めぐみはどこだよ!」

獣の咆哮にも近い怒声が聞こえ、目の前の男達の隙間から金の髪が見えた。
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