天然な彼女!?
「釣り合う、
釣り合わないとか、
関係ないんだ。

昔から、
乙女さんは知っているし、
カエリちゃんも知っている。」

「だったら!!」

「だから、
相馬君にはデパートと
関係のないお嬢さんの方が、
相馬君に合っている。

君には無い、
翼ちゃんしか無い
何かを持っている。

翼ちゃんに会って、
相馬君は惚れると感じた。

幼なじみで昔から知っている
カエリちゃんを、
相馬君が好きと言った事も、
聞いた事も無い。

親だから分かる。
君には惚れていないと。」

親父の言葉に、
乙女さんは頷いた。

「カエリ。
惣ちゃんの言う通り。

カエリの一方的な恋は、
実る事は無い。

相馬君を見ていたから、
カエリを好きでは無いと、
分かっていた。」

「そんな・・・。」

カエリの目から、
たくさんの涙が出ていた。

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