天然な彼女!?
「私はずっと、
相馬ちゃんが好きだった。

いずれは結婚も出来る
だろうと思っていた。

家を引越しをしても、
相馬ちゃんを忘れる事は、
1度も無かった。」

カエリは言ったけど、
俺の心は動かない。

「カエリ。
俺は幼なじみとして、
ずっと見てきた。

俺の気持ちは全く
変わらない。」

そう言ったら、
カエリは諦めた顔を
していた。

「相馬ちゃんの心を、
どの様に変えたのか、
分からない。」

「カエリは俺の何を
見ていたんだ?

俺の家しか見ていないし、
俺の将来しか見ていなかった。
そうだろう?」

カエリは頷いて、
顔の表情は明るい。

「もういい。
学校も変えるから。」

それを言って、
親父さんと一緒に
帰って行った。
< 95 / 125 >

この作品をシェア

pagetop