逆らえない
「さぁ、ほら」

畠山がドアを開ける。

「……っ」

流石に外に出るとなると、安西にも勇気が要った。

多くの生徒が行き交う中で、自分だけが肌の露出の多い競泳水着。

こんな恥辱、受けた事がない。

決断には時間を要する。

が。

「はやく行けよ!」

日比野が安西の背中を強引に押し、外へと放り出す!

「あ!」

慌てて部室の中へと戻ろうとする安西。

しかし、非情にもドアは閉められ、鍵までかけられた。

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