逆らえない
10分後。

「畠山君、日比野君、瀬野君っ」

部室のドアがノックされる。

畠山がドアを開けると。

「えぐっ…えぐっ…ひっく…」

涙で顔をくしゃくしゃにした安西が立っていた。

その胸元には、畠山達の分のジュースが抱えられている。

「おお、帰って来たかよ」

日比野が安西の手から、ジュースをしゃくり取る。

感謝の言葉すらなかった。

< 18 / 25 >

この作品をシェア

pagetop