青空
何年もこの夢から目を背けてきた。
久しぶりに見た夢は、かなりの恐怖だった。

隣にいた淳也も驚いて起きる程の怯え様だった。



「大丈夫??」


「うん...。大丈夫。」
まだ夢から覚めない様子の瑠奈が、苦しそうに言った。

夢の中で、男が自分の方に向かってくる来た。
泣き叫んでいる瑠奈。
顔は暗くてよく見ないが、男は何かの物音に反応して逃げていった。


その恐怖で目が覚めたのだ。

それから、淳也もその事件のコトについて調べ始めた。




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