マイスィートアフタヌーン
 どんな報復を高品質に分類するのだろうか?


同じような寮生活を過ごした者として、そして現在の彼女たちの一端を知る者として、フレディは大まかな予想を立てていた。

通じない人間には対処の辛いものとなるに違いない。


ふと、ジョンと目が合った。

彼らは、おそらくは同じようなことを考えていたらしい。気付けばそんな風な笑顔を合わせていた。

ポーリィの力説は続く。


「私たちがそこまではしないんだということもわからなかった。それは浅はかと言うのじゃない? 人を見損なっているのではない? 受け止めようとしていない。わかる? 受け止め損ねたのではないのよ、受け止めようとしていないの」

「領域外だったのよ、私たちはね」
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