マイスィートアフタヌーン
困難が待ち受けようとも、君は君で頑張れ、ジョン。

追っていった勝利の女神は、対決の場に間に合うだろうか? 是非顛末を聞かせてもらわなくてはならない。

馬車が汽車に追いつくものか? そんな無茶が現実に可能であるのかどうなのか。


とんだ女神だ。ポーリィ・ルービン。


「どうしたのっ? 大丈夫? フレディ。寝不足の反動?」

「いや。いや、それは」


続く笑いに言葉を挟むことができない。メアリーアンの見開かれた目も、可笑しさを後押ししてしまう。


「寝不足には違いないんだけど、なんと言うのか」

「なにを言うの?」
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