My knight
あれからどのくらい経ったんだろ…。
「ん…。」
額には冷えピタ。首には冷たいタオル。
「大丈夫?」
優しい声がする。
「涼介?」
「うん。」
アタシは起き上がろうとした。
クラッ
「キャッ!」
よろけたアタシを涼介が支えてくれた。
「…まだ起きちゃダメ。貧血と軽い熱中症だよ。休んでて?」
「…うん。ありがと。」
アタシ…こんな時に限って…
最悪!!
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